保険料はなるべくお財布に優しく、補償はできるだけ手厚いサービスを。評判が高いペット保険は、まずこの点を重視しているように思います。
では、補償の手厚さをチェックするには、どんなところに注目すればいいのか。目安の一つに、“支払い限度額”と“限度日数(回数)”というものがあります。
まず支払い限度額とは、通院・入院・手術といった治療の内容に応じて、1日(1回)ごとに支払われる保険金の上限のことです。例えば通院1日の支払い限度額が10,000円であった場合、1日の通院で最高10,000円まで費用を補償してもらえます。
次に限度日(回)数ですが、これは費用を何日ぶんまで補償してもらえるかを示しています。手術の場合は回数です。通院費の年間限度日数が20日だった場合、1年間に通院費を補償してもらえるのは、20日ぶんまでということになります。
この支払い限度額と限度日数がどれだけ多いかは、補償の手厚さをはかる重要なバロメータです。いろいろなペット保険の情報を見比べると、保険料の相場や、限度額と限度日数の一般的な水準が見えてくると思います。
こうした情報と比較して、保険料は相場よりも安く、限度額と限度日数は水準どおりかそれよりも上、という保険が理想的なのです。
費用が安いペット保険は補償もそれなり、というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。今は動物の保険も“安くて質がいい”時代。私が加入しているPS保険も、その一つだと思います。
ペット保険の治療費補償には、「定率補償」と「実費補償」という2つのタイプがあります。定率タイプは、治療にかかった費用に対して、50%や70%など一定率の金額を補償するタイプ。一方の実費タイプは、かかった治療費に関係なく一定金額を補償するタイプです。
以下に、タイプごとの補償金額の例を挙げてみましょう。
●定率タイプ(50%)で1日の通院費が12,000円かかった場合
費用の50%にあたる6,000円が補償され、飼い主の負担額は残りの6,000円になります。
●実費タイプ(5000円)で1日の通院費が12,000円かかった場合
治療費のうち5,000円が補償され、飼い主の負担額は残りの7,000円になります。
補足すると、実費タイプの場合は通院費が5,000円以下だった場合、全額を補償してもらえることになります。つまり、治療にかかった金額が少ない場合は実費タイプ、治療に多くの費用がかかった場合は定率タイプのほうが、補償額が多くなるわけです。
ペット保険を選ぶ際には、補償がどちらのタイプかも判断材料にするといいでしょう。